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2007年12月のアーカイブ
2007年振り返り
- 2007年12月31日 10:21 PM
- 所感
2007年もあと数時間で終わりを告げようとしています。
ここ数年同じことを言い続けていますが今年もネット業界は激震でした。特に私自身が長年関わってきた動画配信については革新とも言える動きがありました。その中でも革新中の革新、ニコニコ動画には1年間振り回されっぱなしでした。
こうした状況を目の前で見ることができたことは非常に幸せなことです。そういった環境を自分に与えてくれている周りの人々に感謝したいと思います。
さてこのブログ、筆者の吐き出し口として更新も不定期ながら細々と続けてまいりましたが、この1年でアクセスも昨年の10倍ほどに増え、RSSを登録していただいている方も150人程度の数になっているようです。せっかく呼んでいただいている人のためにも来年はもう少し更新を増やしていきたいものです。
1年間書いてきて割と反響のあった記事を振り返ってみたいと思います。
ニコニコ動画がYouTubeに嫌われた本当の理由。
「ニコニコ動画がYoutube嫌われた本当の理由」の補足
この記事はニコニコ動画がYouTubeにアクセスを遮断され一時閉鎖になったときに勢いで書きました。今見ると非常に痛いことを書いていて恥ずかしい限りですが、これからというときにあっけない結末になるのは堪らなく残念で、ついつい本音を織り込みすぎました。吐き出すように書いた記事が気がつくとはてブのホッテントリーに入ったときは唖然としました。
「ニコニコ動画のコメントはメタデータ、アノテーションになり得るのではないか?」「それが検索結果に影響を与えているのではないか?」という、まあトンデモな仮説を立てたわけですが、メタデータの将来における可能性については今でも堅く信じています。
ニコニコ動画と回線コストの問題
ニコニコ動画から生まれる新しいコミュニケーション
他にニコニコ動画に関する記事をいくつか書いています。回線コストは既に私の予想を超えて月間1億円以上掛かっているようです。コミュニケーションについてはRC2で追加された機能を使ってさらに進化しています。
今年の前半についてはニコニコ動画のユーザー利用についての革新が大きく取り沙汰されました。後半はJASRACとの契約やコンテンツプロバイダーとの提携が注目を集めています。来年はこれらの環境を踏まえてどのようにマネタイズされていくのかが気になります。最近、ニコニコ動画についてはほとんど言及をしていませんが、来年はもう少し突っ込んでみようかと思っています。
FLVがネットの動画配信を席捲しているのはなぜか?
Red5はLinux足りえるか
私の仕事が動画配信ということもあり、環境の考察や気になる技術についてエントリーしました。今後もFLVの隆盛がしばらく続きそうですが、来年はSilverLightなどの動向も要チェックです。
真似することは悪いことじゃない
過去の自分の失敗談を綴っています。ライフハックというつもりで書いたわけではなく、純粋に体験談として書いたものですが、わりとブックマークしていただけたようです。「ニコニコ動画がYouTubeに嫌われた本当の理由。」もそうですが文章に感情を入れると反応が強いなと感じました。
Wiiインターネットチャンネルで起きる革命
徐々に広がっていくWiiのネット戦略
Wiiインターネットチャンネルについて注目してきました。今年はいくつかのテストケースが出ていますが来年は本格化すると思われます。携帯の勝手サイトのような状況になると思うのですよね。こちらも引続き追いかけます。
ブログ記事についてはこの辺りになりますが今年はプライベートでも子供が生まれるといった大きな出来事がありました。子供が生まれるまでは仕事やネットの事象に没頭されがちな自分を鑑みて子育てなどできるのだろうかと不安でしたが、生まれてみると毎日の生活が新鮮で今では娘なしには考えられないほどです。
また、わくわくオープンラボ Webに参加してHanauter / ハナウタードットコムサービスインに関わらせていただいたことは非常に良い経験でした。
いろいろありましたが一言でいって大変恵まれた年だったと思います。
皆さんありがとうございました。
来年はどんなことがあるんでしょうね。
楽しみです。
ゲーム画面をライブ中継
- 2007年12月18日 1:50 PM
- サイト紹介
MONSTER HUNTER 非公認生中継サイト「モンハンTV」

友達がプレイしているゲーム画面を後ろで眺めている経験って誰しも持っていると思う。
見ているだけでも「ああ、惜しい」「すげー」などと相槌を入れながら、不思議と退屈せずに楽しめた。まさにそんなシーンをネットで再現できるのがこのモンハンTV。
まあ、擬似同期でならニコニコ動画でも同じことができるのだけど、リアルタイムでゲームのプレイ内容に影響を与えながらコミュニケーションできる楽しみは格段に違う。
UstreamやStikamと同様、FlashMediaServerでライブ中継する仕組みのようだ。ということはモンスターハンター以外の映像でも上げられてしまうのだよね。
荒れないことを祈りたい。
ネット地図とカーナビをリンクさせた地図情報サイト「チズルとススム(Chizu-Route-Susumu)」β版オープン
- 2007年12月10日 10:46 AM
- サイト紹介
Clarion Japan | ネット地図とカーナビをリンクさせた地図情報サイト「チズルとススム(Chizu-Route-Susumu)」β版オープン
以前から告知されていたクラリオンの地図情報サイトがローンチしたようです。
最近、ネットサービスとハードが連携するサービスが徐々に増えていますね。目立つところで言うと、やはり地図や動画が多いようですが、来年にはこの傾向はもっと加速していくでしょう。
「チズルとススム」はカーナビと連携しています。もはや旅先をプレリサーチするのにネットは欠かせなくなっていますが(少なくとも私は。バイアス入ってるかな?)、そういう意味でカーナビは需要が高いでしょう。観光地の情報を取れるAPIはリクルートをはじめとして数多くあるので、この辺との連携を今後期待したいですね。
おそらく、近年中にカーナビ自体へのネット接続が可能となってくる筈で、布石として効したサービスを立ち上げるのは先行者利益も高いと思われます。今後の展開に期待です。
ゲーム端末によるネット経由コンテンツ配信が益々活発に
- 2007年12月3日 4:16 PM
- 注目ニュース
かねてよりWiiインターネットチャンネルに注目してきたが、今のところ本格的な企業参入はないようだ。(一部のプロモーションを除いて)
しかしながら視野を広げてみるとゲーム端末向けのコンテンツ配信は可能性が大きいと確信してしまう。
SCE、PS3に番組有料配信・ゲーム連動、テレビで視聴 デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS
例えばこのニュース。今までWiiばかり注目していたが、PS3にもネット接続機能はついているわけで試みとしてやらないはずがない。映像コンテンツを多く所有するソニーとしてはホームメディアとしてTV画面を一定時間占有できることは魅力だろう。まずはゲーム関連の映像からはじめるようだが。
Wii みんなのニンテンドーチャンネル 提供開始 – Engadget Japanese
任天堂のインターネット戦略はバーチャルコンソールがどうしても目立つが、マーケティングを意識した上記のような施策も大いに注目する必要がある。いわゆる集合知によって評価を直接購買に結びつける方法は最近のネットの流れに乗っていると言える。
ちなみにバーチャルコンソールによる売上は現在35億円規模となっている。
(参考:Wii バーチャルコンソールは累計780万ダウンロード、35億円 – Engadget Japanese)
いろいろな見方があるだろうが、任天堂としては出だしの規模としてはまずまずという認識のようだ。過去の作品がどんどん増えれば市場がロングテール化していき、ユーザーのレビュー情報をマーケティングに利用することが必須となってくるのであるが、その役割はインターネットチャンネルではなく独自メディアとしてニンテンドーチャンネル中心に行われるのであろう。バーチャルコンソールというプラットフォームは任天堂が管理するいわば公式サイトであるのでやり方としては正しい。
しかしながら、当然インターネットチャンネルの中で勝手サイトと同様の経済圏は遅かれ早かれ出来上がっていくことは予想できる。早すぎるサービスはユーザーに受け入れられずに消えていくことが多いが、反面、先行者利益も大きい。
単純に家庭用ゲーム端末にブラウザがついてネットを見ることができるという捉え方ではなく、コンテンツプラットフォームになり得ることを再認識すべきだ。TV画面をインタラクティブにするのはゲーム端末から始まるのではないだろうか?
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