ホーム > ネットマーケティング
ネットマーケティングのアーカイブ
ニコニコ市場とその先に広がる広告のコンテンツ化
- 2007年7月17日 5:23 PM
- ネットマーケティング
「ニコニコ市場(仮)」開始、動画視聴画面で関連商品を登録・購入可能
これは面白い。Amazon APIを利用した広告マッチングを行っているサイトは数多くあれど、人の手を介した人力による広告マッチングをポータルとなるサイトで行うのは初めてではなかろうか?
個人のブログやWebサイトではアフィリエイトがそれに当たるが、ポータル内で表示される広告をユーザー選択し、共有するというのは面白い。
TEDDY-G本家: YouTubeの動画をブログに貼ってAmazonアフィリエイト
半年くらい前に上記のTEDDY-Gさんが作ったYouTube+Adsをこのブログでも取り上げた。そのときはミスマッチがなんとも楽しいと思っていたのだが、考えてみればジャストマッチングもミスマッチも誰かのセンスで行われているほうがコミュニケーションも発生するだろうし、面白さも増すだろう。
媒体や広告主の意向で動画に広告を付けても思うような効果はあまり出ない現状、広告をマッチングさせる行為自体も遊びの一環としてユーザーにやらせてしまうことはある意味革命的だ。これによって起こることは広告のコンテンツ化だと思う。動画にコメントを付けることでコンテンツを面白くしたように、ユーザーに動画と広告の組み合わせを行わせることで新たな面白さを作ることができるのではないだろうか?
思ったのだが広告表示スペースも限られているし、関連商品の表示も時間軸で設定できるようにしてしまったらどうだろう?
シーンごとに表示される広告が同期して変わっていく。例えば「世界各国のイメージ」というコンテンツがあるが、これは国別に関連商品が変わっていくとより楽しめる。Amazonへの負荷はものすごいことになりそうだが。
以前、ビジネスマーケット向けの営業をしていた頃、ひたすら動画とスライドを同期させるプレゼンテーションを営業していた時期がある。そもそも動画のニーズは少なかったのだが、この商材だけは良く売れた。
現在は表現方法も進化し、驚くようなコンテンツが毎日のように出現している。しかし、至ってシンプルなつくりにもかかわらず、この商品のニーズは未だに健在だ。既存の映像素材に静止画像を同期するだけでコンテンツをわかりやすく、面白くすることができる。このシンプルなつくりが実はWebにおける動画コンテンツの本質なのだと思う。どんなに表現方法が進化してもこの本質的なニーズは変わらないはずである。そして同期するコンテンツは静止画であろうとテキストであろうとメタデータになり得るはずだ。
多くのプレイヤーはこのメタデータに広告をマッチングさせようと躍起になっていた。私もその一人でなのだが、今回のニコニコ市場に非常に大きな示唆を受けた。ユーザーの手で広告を楽しみながら動画に同期させてコンテンツとしてしまう。これは非常に面白い。ニコニコ動画さん、これやりませんか?
アフィリエイト事業者も乗ってくるところがあるのでは?
それにしてもニコニコ動画の収益化に向けた試みは非常に早く、バラエティに飛んでいる。このペースで試行錯誤を続ければ、いずれかの施策が当たるのではないか?
他でも収益化の試みは行われているが、目立ったところだとAmebaVisonの動きが気になる。
ドロップシッピング「ミセつく」で動画ダウンロード販売が開始 – CNET Venture View
動画投稿サービス「AmebaVision」、投稿者に広告収益を還元:ニュース – CNET Japan
ニコニコ動画の動きを含めて、これらの動きを見ていると動画投稿サイトはマーケットプレイス化していくと思う。この妄想の一端は近日中のエントリーで。
AMNの『ブログとマーケティング』に参加
- 2007年7月2日 8:34 PM
- ネットマーケティング
http://agilemedia.jp/blog/2007/06/amn_10.html
AMNのイベントに参加してきました。開催が6月28日(木)だったのにもかかわらず、今頃記事をアップするのは遅すぎるにも程があるがとりあえず感じたことを。
実は風邪で朦朧としている状態だったので前半は殆んど頭に残っていないのだが、一点、考えさせられたのが「ブログを書いている社員として、所属する会社にどう向き合うか?」について語られていた点。
このブログに関して言えば、自分の身元がわかる人にはわかる状態で書いているのでコンプライアンスに対しての意識はしているものの、会社としての考え方をブログに踏襲するつもりは全くなく、あくまで一個人としての考えを述べているに過ぎない。そのことは今まで明確にしていなかった。自社の仕事の内容であっても良いものは良いし、イマイチと思うものはその様に書きたい。その意思を何らかの形で明確にする必要があるのかもしれない。
もし、会社の広報を意識したブログを作るのであれば他の場に移すことになる。今のところ、そういった内容のブログを新たに始めるつもりもないし、会社からそういったミッションが来ることも暫らくはないだろう。
その上で何のためにブログを書いているのか、あらためて自分に問うてみた。
元々、私はこのブログは始める以前に2つのブログを閉じている。一つ目のブログは日々の出来事を綴ったもので1年以上続けた。だがあまりにも配慮に欠けた書きっぷりで不満や愚痴が鬱屈した内容に自分で嫌気が差してブログごと削除してしまった。2度目のブログは趣味の料理についてブログを囲うとしたがわずか数ヶ月でこちらも閉鎖。どうやら私は思っているほど趣味が好きではなかった。
もうブログはやらないなと思っていたのだが、ある人にブログを書くことで成長できたという話に感銘を受けてもう一度書く気になった。それがこのブログである。
このブログを始める際に自分の仕事について感心のあることをあくまで自分の意見として述べること、そしていつか自分で振り返ることを思ってMindClipという名称にした。零細ながら1年半続いていることを考えるとこのコンセプトは自分に合っていたようだ。
だが、最近になって、仕事で関わる方々から読んでいただくことや意見をいただくことが多くなってきている。個としての成長を意図して書いている自分としてはありがたいことだが、少なからず所属している会社の意見として見られることも多いような気がしてきた。
あからさまな宣伝はするつもりもないが、そういった見られ方をされるということは意識すべきなのだろう。
個としての成長がひいては会社へ良い影響を与えるような形となることが望ましい。そのために他のメンバーにもブログを勧めているのだし。
もう少し責任を持とうと思う。
ネットムービーのクチコミとクリエイティブ
- 2007年6月17日 1:34 AM
- ネットマーケティング
もうずいぶん時間がたってしまったが先日のNET Marketing FORUM 2007であった“ネットとモバイルが拓くマーケティング2.0”は非常に興味深かった。
例えばYouTubeの“You”は“Amateurs Professional Makers”“Originally Created Content”“Participatory Video Ads”、つまり「アマ・プロ」「オリジナルでコンテンツを作る人」「参加型広告を作る人」ということ(うろ覚えなんで間違っているかも)だとか、Askビデオはトラフィックの70%がブログに貼り付けられた動画再生だとか。
その他にもいろいろ面白い話があったが、特に興味を引いたのはこうした投稿型サイトにどういったコンテンツが掲載されて、どのように分類しているかをAmebaVisionの武石さんが話していたこと。
以前より、ネット用に作られる動画についてクチコミされるコミュニケーションから分類していくことをしなければなあと課題に思っていたが、このセッションが大きなヒントになった。自分なりに考察してみたので以下に記したい。
最近はネット専用に動画を作ることが多くなってきた。2,3年前に比べると製作にかける予算も10倍以上にあがっている。場合によってはCMの制作費と変わらない程、大きな予算が動くこともある。
だがクチコミで話題になる動画は必ずしも予算に比例しない。動画投稿サイトの隆盛もありバイラルCMがいくつも作られているが、目的が明確でないものも見受けられる。こういう状況が続くと「ネットの動画は効かない」などの意見も出てくるだろう。かけた予算を無駄にしないためにもネットならではの伝播の仕方を踏まえたうえでクリエイティブに反映すべきだと思う。
それにはネット上の動画を分類して特性を生かしていくことが良い。実際に分類してみた。
①Gimmick
奇を衒ったクリエイティブ。バイラルムービーのほとんどはこれ。
②Reuse
他メディア用に作られたコンテンツ。CMや音楽PV等。
③Continue
他メディアで展開されたコンテンツの続編。「続きはWebで」。
④Presentation
何かを説明するためのコンテンツ。商品紹介や説明映像等。
動画のクチコミが発生するパターンをなるべく絞って分類してみた結果、こうなった。
①Gimmickはバイラルムービーのほとんどがこれに分類される。ギミックの手法は更に多く分類されるが、製作者が意図した仕掛けがユーザーの琴線にふれるのは非常に難しい。ユーザーの予測を上回るギャップを作れたときにすさまじい勢いでクチコミが発生するが、仕掛けが容易に想像つくものであったりするとスルーされてしまう。クリエイターの腕の振るい所ではあるが一番難易度が高い。
②ReuseはTV用やその他のメディア向けに作られた作品の再利用である。最近だと宇多田ヒカルのフルPVをブログパーツにした事例がそうだ。映画のトレーラーもここに分類される。こちらはコンテンツの力に依存されヒット作品のムービーであれば相応のトラフィックが集まる。
③Continueはいわゆる「続きはWebで」である。使いようによっては非常に有効だと思う。経験上、TVCMからネットへ誘導すると、余程わかりにくくなければ一様に大きなトラフィックが望める。今年はクロスメディアやホリスティックマーケティングの事例として取り上げられることが多くなるだろう。しかしながらそれって費用対効果あるのだろうかというような指摘もあったり。
Japan.internet.com Webマーケティング – 「続きは Web で」というあのテレビCMは本当に効果的だったのか?
④Presentationは現状では先に取り上げた①、②、③に比べるとマーケッターのかたがたの注目が薄いが、実のところ私はネットの動画に関して言えば一番効果が明確なのではないかと思っている。先に挙げた3点は認知やイメージに対する訴求が大きいが④についてはコンバージョンにおいての訴求が大きい。商材にもよるがネット上で登録フォームに入力してもらうようなプロモーションやアフィリエイトに動画を利用する場合、大きな効力があると思う。ネットマイルのムービーマイルなどが事例に該当すると思う。
これらの手法のどれが良くて、どれが駄目というようなことを言うつもりはない。ユーザーの目的と広告主の目的に合わせて最適なものを選択すれば良い。気を付けたいのは目的に対しての効果だ。
例えば①で認知を目的とした場合、中身のつくりによっては、大量のトラフィックを集めたものの、そもそもの商材の訴求になっていないなんてこともあり得る。
逆に新しい顧客を開拓していくことを考えた場合、④だと関心の高いユーザーにしか訴求しないかもしれない。
これから動画の需要は増えるだろうが、更に突き詰めてコミュニケーション設計を行わなければ効果があるとは言えなくなるだろう。この件は今後出てくる事例を踏まえて分析を続けていきたい。
Wiiインターネットチャンネルの動きが激しくなってきた
- 2007年5月24日 2:21 PM
- ネットマーケティング
ここ数日、Wiiインターネットチャンネル近辺が騒がしい。
際近、気になったニュースをピックアップ。
Wiiに「バーチャルコンソールではない」ダウンロードサービス(Engadget)
歴代コンソールのエミュレーションではない小規模な新作ゲームがダウンロード提供されるというだけであれば驚くにはあたりませんが、気になるのは「新サービス」の提供形態。
そう。気になるのは提供携帯だ。記事中にあるようにインターネットチャンネルでダウンロードさせる形になると思うが、Wiiメニューを埋めるというのは可能なのだろうか?
これが出来るとかつての携帯着メロ事業者が乱立したような様相になると思われ。
チームラボ、Wii対応の「Oui SAGOOL」を公開–テレビ画面で動画検索も(CNET-Japan)
Oui SAGOOLには、現在検索されているキーワードを表示する機能「WACAAL」や、検索結果をポイントで拡大する機能などが搭載されており、キーボードを持たないWiiからでもクリックのみで利用できるように設計されているという。
実際使ってみたがWiiとSAGOOL検索の相性は非常に良い。
TVのリモコンで番組を見て、面白いと思ったシーンがあった際、SAGOOLの画面に切り替えると検索したい項目が表示されていたりする。まだ精度が低いが利用者が増えればキムタクが登場すればSAGOOLの検索項目に即座に表示されるようになるだろう。これは面白い。
インターネットチャンネル向けのウェブページを作りたいのですが…。(任天堂HP)
インターネットチャンネル向けウェブページを作る際のヒントをいくつかご紹介します。
・インターネットチャンネルのユーザーエージェントは?
・JavaScriptでウインドウサイズを取得するには?
・ポイントしたときにリンクの青い枠を表示しないページをつくるには?
・WiiリモコンのJavaScriptのキーコードは?
・インターネットチャンネルの拡張機能について知りたい
ついに任天堂がインターネットチャンネルに関しての情報開示を開始!
これで対応するサイトが急増する。ここからはスピードと戦略の勝負になる。
こうしたニュースのタイミングと同じくして、身内のCastellaがWiiに対応。Flashゲームをつい昨日リリースいている。
http://www.castella.jp/wii
ゲームユーザーにFlashゲームがどの程度受け入れられるか。結果が楽しみ。
web2.0が変えたグルメサイトのトラフィック
- 2007年5月23日 11:50 AM
- ネットマーケティング
先日にWOM勉強会に参加して肌で感じたが、いわゆる“クチコミ”を利用したマーケティングへの関心の高さは日を追うごとに強くなっているようだ。
私自身もこの1年半はリッチコンテンツを利用したバイラルマーケティングをテーマとし、いくつかの試みを行ってきた。こうしたクチコミが注目されるのもweb2.0という潮流がユーザーの動きを大きく変えたことに起因する。散々論じられてきたことではあるが、具体的な検証を行うことで見えてくることもあるかもしれない。以前より考えていた考察を纏めてみる。
今回取り上げたいのは表題にもあるとおり、グルメサイトのトラフィック。
グルメサイトは比較的予算の少ない広告主が大量に集まったロングテールモデルである。広告内容がひと並びで大きな予算が動く広告と違い人為的な仕掛けがない。それ故に自然発生したクチコミ恒常的に発生していると言える。
ユーザーは場所や金額等の条件にあった店舗を選べるという利便性を享受し、店舗はユーザーが情報を得ることで集客につながる広告効果を享受していた。それがCGMの台頭によって伝達のカタチを大きく変えていった。このことがサイトのトラフィックに与えた影響は少なくない。
ここではグルメサイトの老舗である“ぐるなび”と新興の“食べログ”を比較する。

上記のグラフを見ると“ぐるなび”のリーチが2006年の年末から下降し続けていることが分かる。
以前にも同様の比較を行い、“ぐるなび”のリーチが著しく低下していることは指摘していたが、その傾向は今も続いているようだ。逆に食べログは緩やかながらもリーチが上昇し続けている。
当時の考察ではCGMの成長で“クチコミ”や“評価”のない“ぐるなび”への利用者が下がっているという仮説を立てた。グラフを見ると仮説は概ね的を得ていたと思える。
しかし、そのテコ入れであるソーシャルネットワーク“みんなのクチコミ”が始まった2006年9月からも傾向に大きな変化はない。直後に若干の上昇は見られるが年末需要が要因だと思われる。年明けにおいても下降は留まることを知らず、現在においては2005年と同様の水準にまで落ち込んでいる。“みんなのクチコミ”には評価機能がない為、思うような効果は得られないのではないかと予測していたものの、ここまで下降が継続するとは思わなかった。
この要因はどこにあるのだろうか?
“食べログ”は「みんなでつくる・・・」とあるとおり、コンテンツのほとんどがユーザーの投稿で構成されている。店舗のページに採点とクチコミを投稿し、更に自動的に個人のブログエントリーとして公開できる。また、店舗情報や自分が採点した評価がそのブログに引用できる仕掛けとなっている。グルメブログを作るのにこれほど適した状況はないだろう。秀逸なのはSNS的な情報の共有機能を持ちつつもオープンなブログ機能を持たせたことだろう。
一方、“ぐるなび”の方には相変わらず、採点の仕組みはない。レビューも“食べログ”のブログ機能に比べると見劣りするのか投稿数が伸びていないように見える。それを意識してかブログ機能を追加したようだ。
更に今月にはホットペッパーに遅れること約半年、APIの公開を行った。
一連のの流れを見ると“ぐるなび”はweb2.0呼ばれる潮流への対応が後手に回ったことは否めない。web2.0に対応することで広告主である店舗に評点をつけることになり、集客がマイナスに働くことも想定できてしまう。つまり、今までのビジネスモデルを大きく揺るがすことになりかねない。ホットペッパーが本格的にwebに参入し、競争が激しくなったことも要因として考えられるがCGMをうまく取り込めなかったことも無関係ではないだろう。
だが、これほどのトラフィック低下は少なからず、業績にダメージを与えている筈と思いきや、面白いことにそうはなっていない。最新の決算短信が興味深い。
http://www.gnavi.co.jp/company/ir/2007/070510.pdf
利益率の低下は見られるものの、売上、加盟店供に増加している。BtoB向けのサービス開始や他事業の収益増加の影響もあるだろうが、トラフィック低下は直接的に営業活動に支障を与えているようには見えない。また全体のPVも増加している。これは携帯のPVも含めてのことだろう。
今のところ、web2.0がネット上のトラフィックを大きく変えたことが、グルメサイトにおいてはビジネスモデルを揺るがすほどのインパクトにはなっていないようだ。前述で“ぐるなび”の対応が後手に回っていると論じたがこれを見ると動向を見極めた慎重な対応であったと逆に評価できる。
だが長期的に見ればサイトの影響力の低下が収益低下に結びついていくことは間違いないだろう。そのためにAPI公開などの一連の施策を行ってきたわけだが功を奏してトラフィックの上昇に転ずることが出来るであろうか?
思うにAPIの公開はさほど効果をもたらすとは思えない。先にAPIを公開しているホットペッパーにも大きな効果が見受けられない。Amazon APIと違いアフィリエイトの収益がない為か、個人ユーザーに関して言えばAPIを利用するモチベーションが低いのではないだろうか?そもそもAPIを取り扱えるユーザーは限られている。
また、先行してブログサービスをしている“食べログ”に続いて“ぐるなび”もブログサービスを持つに至ったが、こちらの効果も疑問である。恐らく“食べログ”同様に店舗情報を引用できる機能が売りとなるのだろうが、それを自社サービス向けのみに提供していては、既に多く存在している外部のCGMを取り込むことが出来ない。緩やかになってきたとは言え、ブログ利用者は拡大が続いており、ポータルに集約するという考え方は既にナンセンスなのかも知れない。
http://www.videoi.co.jp/release/20070219.html
http://www.wab.ne.jp/topics/cgm2007.html
このことは“食べログ”にもいえることだろう。
今後のトレンドとして敷居の高いAPIではなくブログパーツ的に気軽に引用が行えるサービスが出てくるのではないだろうか?
web2.0は商売にならないという声を良く聞くが、現状ではそのとおりと思う。ただし、潮流を見極め、既存ビジネスを促進させる効果をもたらすことは可能だ。グルメサイト内でおきているトラフィックの変化はビジネス上において大きなパラダイムシフトを起こすには至っていないが直接集客が売上に結びつくようなECサイトなどは顕著に現れていると思う。先日のネットプライスの下方修正もこうしたweb2.0への対応の遅れが招いたのではないかと見ている。
WebSig24/7 WOMマーケティング分科会に参加
- 2007年5月21日 2:15 AM
- ネットマーケティング
WebSig24/7 WOMマーケティング分科会に参加して思ったこと。
いわゆるクチコミマーケティングについて、あそこまできれいに分類して整理してもらえたのは非常にありがたい。巷で言うクチコミと自分が考えるクチコミの乖離、そしてクチコミのマス化に対して釈然としないものを感じていたがかなりスッキリした。
資料が公開されているので是非参照をお勧めする。
WebSig24/7 WOMマーケティング分科会の資料公開
そのうち映像も公開されるはず。安藤さんの資料は映像と見るべし!
参加者の中には企業のweb担当者と思われる方が何人か質問していたが、やはりクチコミマーケティングにおけるマイナス面と費用対効果の可視化が出来ないところに踏み切れないものがあるようだ。
その意味で漢検の事例のように成果を数量化しやすい事例は重要だ。ブログパーツへの文言で誤解を生んだことで思ったよりもAmazonへ流入させることが出来なかったとのことだが、逆に可能性を感じさせる。アフィリエイトなどでこういったオープンな仕掛けをする事業者がいても良いのではないだろうか?
webから物事を見ているとクチコミを金をかけたマス媒体と絡めるのは反則的な見方をしてしまうことがあるがそうではない。各種メディア全体でコミュニケーション設計を考えて行くことが重要。そういう意味ではwebが出自の人間よりも、マスを取り扱っていた広告代理店に優位であろう。たとえば「DoCoMo2.0」はweb周りにいる人間からは一様にブーイングされるが一般の人にとってみてはそれなりのインパクトがあり、井戸端会議の話題に上っているかもしれない。
今はwebの中でCGMを媒介として広がるクチコミが目新しく特別なことのように見えているが、メディアを跨いだコミュニケーション設計を行う手法が浸透したとき、「クチコミマーケティングをしましょう」と持ちかける者などはいなくなるだろう。
どんどん他メディアと絡んだ事例をwebの中に出していくべきだと考えてしまうこと事態、webに縛られている。もっと視野を広げたい。その為にも少しリアルよりな事例も勉強してみよう。
ふたつの視点から見る“クチコミ”
- 2007年4月17日 4:26 PM
- ネットマーケティング
先週の金曜日。Future Marketing Summit Tokyoへ参加。
そして昨日はAMNブログイベント vol.1 「ブログとクチコミ」へ参加した。
Future Marketing Summit、AMNブログイベント供に焦点となるテーマは“クチコミ”だ。前者に関しては「広告の未来」を模索するといった色合いが強いが、今年は紛れもなく“クチコミ”に注目が集まっていた。
立て続けに“クチコミ”に関するイベントに参加したわけだが、ふたつのイベントの内容はまったく異色だった。同じ言葉であるにも関わらず。
先にあったFuture Marketing Summitに参加しているときから何となしに違和感を感じていたのだが、AMNの方へ参加して、益々分からなくなった。“クチコミ”って結局何なのさ?
なかなか考えがまとまらないのだが、その状況も踏まえて現在の考えを記しておきたい。
金曜日のFuture Marketing Summitは従来にないマーケティングや広告を顕彰するために創設されたアワード。既に3年程、開催されているそうだ。初めて参加してみたが予想以上に大盛況であった。定員100名程度と思われる空間に300人位が入場していたのではないだろうか?
見るからに洗練された広告代理店のイベントという感じでネット側の私は少し気遅れをしてしまうくらい。集まっている方々も総合代理店の方が大多数だったと思う。
紹介されている海外の作品は私も知らないものが多く、非常に勉強になった。国内の作品は関係者の間で注目されたネットプロモーションが多数選出され、その中でもAkibamanで注目されたNikeは賞の総ナメといった感じ。
この作品は私も注目していたので納得だった。非常に面白い試みであるし、サイトのクリエイティブのこだわりがマス広告と比べても差し支えない完成度。こうしたマス広告で培った企画やクリエイティブはWebプロモーションの位置づけを変えていくのだろう。リッチコンテンツを生業としている我々には追い風と言っても良い。
これから面白くなるぞと思いながら、モデレーターの“クチコミ”や“バイラル”といった言葉を使った作品紹介を聞いていて、ふとした違和感を感じた。何だろう?この違和感は。
気にはなったもののイベントに参加しているうちにすっかり忘れてしまっていた。
そして昨日のAMNのブログイベント。
クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティングについて著者が自らのクチコミマーケティングに関する手法と結果を解説してくれた。イベントのタイトルに“クチコミ”が付くだけあって興味深い内容であったが聞いていくうちに金曜日に感じた違和感が蘇ってきた。
先日のFuture Marketing Summitの“クチコミ”と今聞いているものって言葉は同じだけど違うものに思える。この差は何だろう。
整理をしてみると“Nike iD”と“クチコミの技術”のマーケティングに絞って考えると前者が認知を目的とした広告であり、後者が購入促進を目的とした販促と区別できる。
前者は広告を目的としているが故に表現も派手だがパブリシティやブログを意識したバイラルムービーなどの配布でブログを始めとしたCGMを活用している。だがそう整理して考えるといくつかの疑問が湧いてくる。
例えば下記のエントリーで語られている大多数への認知は本当に達成されているのかということ。
みんな知らないかもしれない「Nike Cosplay」
(takeshi kouno’s blog )
そう言われてみるとネットや広告関係者には認知されていることは分かるが一般の方々で知っている人は少ないように思う。同じ“クチコミ”で広がった映像なら外山恒一の政見放送の方がインパクトが高いかもしれない。
そして後者の方はブログとアフィリエイトという仕組みをうまく使って、リアルの施策と絡めつつひたすら販促を行う手法。大多数への認知というよりはターゲティングされた見込み客への認知、コンバージョンが上手くいっている。施策の効果測定を明確に販売数量で提示できる。なんとなくこちらの方が分かりやすい。しかし、こちらは企業のプロモーションとして行うことを考えた場合、身も蓋もない言い方をすれば面倒くさいのだ。
どちらの手法が正しいかということではない。商材や目的に合わせて適切な方法を選択していけば良いのだろう。しかし、現状のいたる所で連呼されている“クチコミ”はそれこそ千差万別で、ともすれば迷いが生じてしまう。
仕事柄、どちらかといえばNike iDのやり方に近いことを企画することが多い。高品質なクリエイティブをネットで表現していくことはなんら責められることではないし、むしろそれを促進させていくことにやり甲斐と可能性を感じている。反面、マーケティングが変化していることで広告主の立場が変わってきていることも無視できない。
Future Marketing Summitでパネリストの一人が言っていた「日本の企業は消費者を上から見ている」という言葉が強く印象に残った。
インプレスジャパン (2007/03/29)
売り上げランキング: 277
日経BP社 (2007/03/29)
売り上げランキング: 118
Wiiインターネットチャンネルで起きる革命
- 2007年3月23日 10:14 AM
- ネットマーケティング
Wiiの公式サイトで「インターネットチャンネル」用のブラウザ開発に関する談話が掲載されている。
開発スタッフが語る「インターネットチャンネル」の話

実に興味深い。
私は、正直最初は「インターネットチャンネル」にどちらかというと否定的でした。でも、実際に自宅で息子と一緒に「インターネットチャンネル」を見たらすごく盛り上がったんです。ゴミ収集車とか、働く自動車の写真をテレビの画面いっぱいに拡大して見せると大興奮で(笑)。テレビならではってこういうことか、と実感しました。
最近、検索ワードが出るテレビCMがものすごく増えてますよね。そんな時にWiiはぴったりじゃないかと思いますね。
「インターネットチャンネル」ができてから、「Wiiのインターネットチャンネルで見てください」というウェブサイトが増えてきているようです。
私たちは今のところブラウザを作っただけなんですよね。でもお客さんが自分たちの手でコンテンツを作って、みんなで使って楽しんでくださっている。私たちの手の届かない世界で、結果的に「インターネットチャンネル」を盛り上げていただけるというのは、本当にありがたいことだと思っています。
たぶん任天堂の製品でお客さんにここまで何かを開放したというのは初めてではないでしょうか。我々が箱を作って、お客さんが箱の中身を作ってくれるという双方向的なものは。将来的にどうふくらんでいくのかわくわくしています
パソコン用のウェブサイトとは違う、Wiiだけのページが作れるような仕掛けを用意したいですね。
いくつか印象に残った文面を引用した。ここから読み取れることは
■WiiインターネットチャンネルはPCブラウザとはまったく違った利用シーンになるということ。
■Wiiインターネットチャンネルは携帯インターネットに類似した独自経済圏を形成するだろうということ。(公式サイト、勝手サイトによる別々の経済圏)
■任天堂はTVの時間を本格的にインターネットで侵食するつもり。
つまり、任天堂は携帯で言う公式サイトに該当するWiiショッピングチャンネル、バーチャルコンソールでクローズドな独占インフラを作りつつ、勝手サイトに該当するインターネットチャンネルを開放させている。
当然ながらビジネスの可能性にいち早く気づいてプラットフォーム構築を手がけ始めている。
興奮を禁じえない。
談話の中にTVCMをみて即座に検索を促す発言があったが、当然TVコンテンツを利用するような発想に行き着いているだろう。まさに前述のエントリーでも指摘した「TV画面を汚す」ことは避けれまい。
そしてこの状況をみてCPが黙っているはずもない。Wiiインターネットチャンネルならではのコンテンツがぞくぞくと生まれてくるだろう。
動画コンテンツもまさにそのひとつ。コンテンツの品揃えしだいではTVチャンネルのひとつという認識をもたれる可能性さえある。
GyaOは専用セットトップボックスなどをやっていないでWii用のUIを至急作るべきだ。
重要なのはこれらの展開がTV画面を介して行われるということ。つまりTV局の放映する番組の視聴時間を著しく削ることになり、CMの価値を大きく下落させることになる。それまでにない新しい経済圏がWiiインターネットチャンネル上に生まれるのではないか?
このインパクトはまさに革命だ。
Second lifeという新しい世界がネット関係者にもてはやされているが、それに比べるとWiiインターネットチャンネルの注目はまだまだ低い。そもそもこの二つを比べること自体ナンセンスかも知れないが、私にはどうしてもWiiの方が風雲急を告げていると思えてならない。
最近の国内動画投稿サイトは著作権にあまり頓着しなくなっている
- 2007年3月15日 6:00 PM
- ネットマーケティング
先日、YouTubeをViacomが訴訟したニュースが伝えられたが、今後の動きが気になる。米国で起こったこととはいえ、判例として日本でも大いに参考になる。TV局などの著作権利者が注目しているという話をたまたま聞いた。この流れを受けて日本でも同様の動きが起きるのではないかと思う。
というのも最近の国内動画共有サイトも検閲がゆるくなっている気がする。特に話題のニコニコ動画(γ)は言うに及ばずだった。自前で動画投稿を用意するからには検閲をかけてくるものだと思ったがどうみても著作権侵害しているコンテンツが当然のように掲載されている。基本的には削除申請を受けなければ放置の状態と思われる。
以前のバージョンであれば、その責任をYouTubeに押し付けることができたが現状は運営主であるニワンゴが糾弾されることになる。その辺りのリスクはどう考えているのだろうか。ひろゆき氏のやり方に習って放置するという訳にもいかないだろうと思うが。
利用規約を確認したところ、下記のとおり禁止事項は挙げてある。
禁止事項
利用者による本サイトの利用に際して、以下の行為が禁止されています。
・法令に違反する行為及び違反する行為を幇助・勧誘・強制・助長する行為
・本サイトのサーバーに過度の負担を及ぼす行為
・本サイトの運営を妨害する行為、運営会社が不適切であると判断する行為
・他の利用者の本サイト利用を妨害する行為
・選挙の事前運動、選挙運動又はこれらに類似する行為、及び公職選挙法に抵触する行為
・他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為(法令で定めたもの及び判例上認められたもの全てを含む)
・他の利用者への中傷、脅迫、いやがらせに該当する行為
・差別につながる民族・宗教・人種・性別・年齢等に関する表現行為
・自殺、集団自殺、自傷、違法薬物使用、脱法薬物使用等を勧誘・誘発・助長するような行為
・性交及びわいせつな行為を目的とした出会い等を誘導する行為
性的、わいせつ的、暴力的な表現行為、その他人に過度の不快感を及ぼすおそれのある行為
・露出度の高い卑猥な動画のアップロード行為、リンク掲載行為
・児童買春・ポルノ、無修正ビデオ動画のダウンロードサイト等へのリンク掲載
・運営会社の許諾を得ない売買行為、オークション行為、金銭支払やその他の類似行為
・運営会社の許諾を得ない商品やサービスの広告、宣伝を目的としたプロフィール内容の公開、その他スパムメール、チェーンメール等の勧誘を目的とする書き込みやファイルのアップロード行為、メールの送信行為
・他人の名義、その他会社等の組織名を名乗ること等による、なりすまし行為
・公序良俗、一般常識に反する行為
・その他上記に準じる行為
一応、一通りの禁止項目はある。あるにもかかわらず、自主的な検閲を行わずに申請任せにしているということは、つまるところ、投稿したユーザーに責任とリスクを全面的に押し付けていることに他ならない。
他の投稿サイトにもこの傾向は見られ、特にAmebaVisionなどは、その傾向が顕著。オープン時はかなりの気の使いようであったのが現在はTVコンテンツが当然のように載っている。
ユーザーとしてはこれらのコンテンツが載ることは歓迎だろうが、Webを生業にする一人として言わせてもらうとTVに喧嘩を売るようなやり方はいい加減、もう辞めて欲しい。決して得策ではない。
このままの状態であれば一斉削除を要求されるのも時間の問題だ。その時に指摘された事業者の業界内での信頼性は地に落ちるし、事業として展開していくには難しい状況になるだろう。いつまでたっても著作権利者との溝は深まるばかりだ。
先日のエントリーでも指摘したが、こうした投稿事業者は正規にコンテンツを収集する必要がある。
そしてTV局などのコンテンツ権利者も、そろそろWebでの展開を様子見でなく、本気で考える時期なのではないか。
既にアップされたコンテンツは一つの場所から削除してもWebのどこかに永久に存在し続ける。そして一般人が動画ファイルを容易に作れるようになった今、この流れを押しとどめることはできないのだから。
けんてーごっこ
- 2007年2月23日 7:21 PM
- ネットマーケティング
・けんていごっこ
http://www.kentei.cc/
これは楽しい。検定試験を自分で作れて共有できるサービス。
ブログパーツにもできるがFC2ブログには対応していない模様。残念。
リンクだけど物は試しでいざ、挑戦!
http://www.kentei.cc/modules/kentei/detail.php?kid=885
うお、思ったより難しい。この設問は取れると思ったのだが。1年戦争は宇宙世紀0079年じゃなかったっけ?
ライブドアのリスログを彷彿させるがこちらの方が行為に対する結果が出る分、面白い気がする。広告展開も既にしているようでSixApartなどの検定試験があるので受けてみたらいかが?
ちなみに私はSixApartは一発合格でした!
http://www.kentei.cc/modules/kentei/detail.php?kid=115
ホーム > ネットマーケティング
- 検索

