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ネットマーケティングのアーカイブ

PCサイトと携帯の連携に利用されるFlash Media Server

電通クリエイティブ塾2008 Brain Bomber
バスキュール GYOROL
同時期にPCサイトのFlashを携帯から動かせるサイトが2つリリースされています。
恐らく両方ともFlash Media Server(以下 FMS)のコミュニケーション機能を利用しています。FMSはStreaming Serverとして理解されていることが多いですが、Flash上で画面共有を行える機能を持っており、これをドキュメントを共有したり、チャットシステムなどに利用されてきました。
いろいろできる機能を持ちながらライセンスが高額であったり、そもそも機能について知られていないこともあり、あまりメジャーとはいえませんでしたが、最近になってアドビからFMSのライセンス値下げの発表がありました
だいぶ使い易くなったので、これからどんどん使われていくことになるでしょう。
携帯とPCを連携させるのは非常に面白いと思います。過去にも“アデランスのディランに訊け”や“AXE WAKE-UP SERVICE Inc.”などがありました。
下記のサイトに技術的な解説が載っています。
http://www.arclamp.jp/blog/archives/axe_wakeup.html
こうしたWebプロモーションのアイデアは、広告に携わる人たちが四苦八苦して生み出していると思いますが、できることが多くなるにつれクリエイティブ的な発想+テクノロジーの知識が必要になってきていると感じています。テクノロジーありきの発想も、これからは多くなるのではないでしょうか?

ゲーム端末のネットワーク戦略が本格化

「ノン・ゲーム」と「ネットワーク」が重要な鍵になる,経営方針説明会でSCEの平井氏 – 産業動向オブザーバ – Tech-On!
「ノン・ゲーム」と「ネットワーク」という指針を、このタイミングで出してきましたか。
新たな市場を創出したWiiに対して、PS3は無駄に高スペックなことやグラフィック重視がターゲットを狭め、マーケティングにおける失敗を揶揄されてきました。しかし、この高スペックも明らかに動画配信等を見据えた戦略であったことは明白です。正に満を持しての発表でしょう。
以前よりWiiでのSTBとしての可能性を論じてきましたが、端末自体のスペックを考えるとPS3の方が動画配信には向いています。映像コンテンツを自前で所有し、更に最近好調なPSPとの連携を含めた展開等、新たな市場創出を予感させます。
一方、Wiiの方では、こんなニュースが発表されています。
Wii向け電子コミック 配信事業にサン電子が本格参入:ニュース – CNET Japan
電子ブックを視聴できるソフトをWiiウェアでダウンロード販売するとのこと。
テレビでマンガを読むかといったら、私は読まないと思いますが、他メディアのコンテンツがネットを使ってWii上に展開されるのは事例として面白いと思います。
ソフトウェアを購入したら漫画が見放題というわけでもないと思いますので毎月ある程度課金をしていくサブスクリプションモデルか、コンテンツごとのPay Per Viewになるんでしょうか?
その場合、課金方式はWiiショッピングチャンネル上で行われるのか?、あるいはソフトウェア上にクレジット課金を行うのか?、非常に興味深い。恐らく、i-modeを参考にした公式サイトモデルに近いのではないでしょうか?
Wiiは任天堂というよりはサードパーティが積極的に動いている感じですね。どこまでサードパーティに自由度を与えるかで展開が大きく変わってくると思います。
これらの動きを見ていると、やはり今年はネットとテレビの関係が大きく変わる年になるのは間違いなさそうです。

チラシのDB化

セミナーの準備や期初の雑務でブログから遠ざかっていましたが、そろそろサボリもいい加減にして更新をしていこうと思います。
ソース元は忘れてしまいましたがYahoo!がチラシ情報を取りまとめるというニュースが出ていて、実際にYahoo!の中を探したら、既にオープンされていました。
Yahoo!チラシ情報
新聞を取らなくなって久しい我が家ですが、辞めた当初は嫁さんにチラシが見れなくなって不便だというクレームをよく聞いていました。そういえば最近は、そんな話はあまり聞かないなあと思いつつ、「チラシが見れるいいサイトがあるよ」と紹介したところ、Yahoo!チラシ情報は知らなかったですが、既にネットでチラシを見ることは習慣化しているようでした。
うちはイトーヨーカドーのネットスーパーをよく利用しています。そこにあるチラシ情報を見ているのは知っていましたが、地域の小売店のチラシを取りまとめたサイトって、結構あるようです。
こちらはリクルートがやっているようです。
広告チラシをwebで検索!広告チラシを探すならタウンマーケット
そしてこっちは大日本印刷。
インターネットチラシサイト オリコミーオ!
先に紹介したYahoo!チラシは凸版印刷がやっているようです。広告としてこのサイトにチラシを出稿するしくみで金額もわりと手頃です。
新聞の折込だと見ない人は見ないですが、このサイトに来る人は能動的に行動をしているわけですから、ビジネスとしては理に適っています。
ユーザーとして欲を言えば商品別にデータベース化をして価格の比較をしたりすると便利なのですが、そうなると小売店は出稿してくれなくなるのでしょうね。
う~ん。新聞には本当に厳しい時代だなあ。

既存ビジネス破壊の先駆者から何を学ぶ

数日前にはてなの匿名日記に載っていた下記の記事が面白い。
地方の雑誌メディアの終焉が近い件について
http://anond.hatelabo.jp/20080219121753 0
http://anond.hatelabo.jp/20080219133702 1
http://anond.hatelabo.jp/20080219150703 2
http://anond.hatelabo.jp/20080219164145 3
http://anond.hatelabo.jp/20080219182449 4
http://anond.hatelabo.jp/20080220103805 5
続きが読みたいのだけど、しばらく更新されていないところを見ると未完のままになるかもしれないな。残念。
簡単に内容を説明するとリクルートのホットペッパーが地方へ進出するにあたり、タウン誌等の雑誌メディアがどんどん衰退していったことを筆者の見解を交えて書いてあります。詳細な事情と悲哀が混じった文体から見るに、恐らく雑誌メディア側の現場の方なんでしょう。
どうにもならないやり切れなさとパラダイムシフトが起こる様をわかり易く綴っていて引き込まれました。いや引き込まれたのは人事ではないなという思いからかも知れない。
「地方の雑誌メディアの終焉が近い件について」はまさに現在起こっていることですが、リクルートは創業より既存ビジネスを破壊して発展してきたといえます。
創業者である江副氏は当初、大学新聞の求人広告を営業代理していたのですが、新聞という媒体では求人の需給バランスに対応できていませんでした。企業は求める人材にリーチすることが困難で、職を求める学生にとっても情報がないという状況でした。これをマッチングさせようと出版したのが求人広告100%で攻勢された「企業への招待」(後のリクルートブック)です。
このとき生まれた情報格差がある市場に需給をマッチングさせる手段、100%広告から成る情報誌というビジネスモデルは世界的に見ても類のないものでした。リクルートはあらゆる分野でこの手法を使い発展していくことになります。新卒向けの就職情報から、転職市場、女性向け採用情報、アルバイトへ展開し、更に住宅、車、旅行などあらゆる分野へマーケットを拡大させていきました。
こうした情報誌は現在では当たり前になっていますが、よく見ると情報を検索し易いように端々に工夫が行き届いています。職種や地域インデックス別検索などはWebサービスに通ずるものがあります。条件をひと目でわかるようにアイコンを利用したのもリクルートがはじめてだと聞いています。
その辺りの話は以下の書籍を読むといいでしょう。

かもめが翔んだ日
かもめが翔んだ日
posted with amazlet on 08.02.28
江副 浩正
朝日新聞社 (2003/10/30)
売り上げランキング: 115978

リクルートが創出した秀逸なビジネスモデルの影では、前述のホットペッパーによる市場破壊と同様のことがいくつもありました。
「かもめが飛んだ日」にもありますが、リクルートの新規ビジネスは、その多くが新聞広告をターゲットにしていました。当時の新聞広告はメディアとしては有力でしたが、不規則に掲載される特に求人を始めとした情報カテゴリは広告主と消費者のマッチングが充分であったとはいえません。リクルートはマッチングという部分に着目したのです。広告売上が高いカテゴリを情報誌という媒体に集める、この手法で住宅、車、旅行に手を広げていきました。
結果、それまで新聞の広告を取り扱ってきた多くの広告代理店が損害を受けたのは想像に難くありません。中には淘汰されてしまったところもあるでしょう。リクルートの強さは直販営業部隊を全国レベルで設置、更に営業手法を平準化し、ある程度の教育を受ければ即戦力化できるシステムを築いたことです。
新聞広告よりも効果的な商品と狩猟型営業部隊。
この合理的システムの前には旧態然とした既存事業者では太刀打ちすることができませんでした。実際に読売新聞はリクルートの「住宅情報」に対抗して「読売住宅案内」を打ち出してきました。誰の目から見ても大手である読売新聞のほうが優位に見えましたが、結果的にリクルートに軍配が上がることになります。
同じビジネスモデルにも関わらず、多くの面において読売とリクルートの戦略は異なっていました。既存のコネクション頼りの営業と新聞の編集ノウハウをそのまま持ち込む読売新聞。方やコンビニやキオスクなどそれまでの出版ルートとは別の流通網を開拓し、情報検索に特化した編集を行うリクルート。
当初、優勢と思われた「読売住宅案内」は廃刊を余儀なくされました。
(当時、新参者だったリクルートはその後、例の事件が起こすわけですが、ここは触れないでおきましょう。)
この過去の状況、既存ビジネスの破壊と新たな市場の創出という部分で現在の広告市場の状況と重なるところがあります。
奇しくも先日、日本の広告費について発表がありました。
MarkeZine:◎電通「日本の広告費」発表、2007年総広告費は7兆円台、ネット広告費は前年比124%の6000億円突破
昨年までは含まれていなかったフリーペーパーの市場規模も算出されていますが、結構な規模を持っています。リクルートの売上がどの程度なのかわかりませんがかなりのインパクトであることは間違いないでしょう。
現在、リクルートは電通、博報堂の出資を受けてマスメディアを意識した動きを見せつつ、WebでのAPI公開、フリーペーパーと縦横無尽に手を広げています。その源泉にあるのが情報のマッチングなのだと思います。
Googleはそれをテクノロジーでやろうとしていますがリクルートは人海戦術で行っています。最近はGoogleの日本法人で営業を増やしているところをみると、日本市場においては強力な営業部隊を持つことが良いのかもしれません。アフィリエイト市場などはリクルートが本腰を入れたら市場が一気にひっくり返るかもしれないなあ。
なんかまとまらない文脈になってしまいましたがリクルートは要チェックということです。

R25.jpリニューアルでのShared Object活用

昨日、R25.jpがリニューアルされた。すべての記事を配信するというので、ここしばらく見ていないこともあり、サイトを見てみたのだが、記事の内容よりもサイトにShared Objectが使われているところに目が行った。
Shared Objectについてはこちらを参照してください。
[228630]ローカル Shared Object とは
サイトを見てみると右上に
“ヤン・エグリーン”
“レベル1”
“訪問1回”
というステータスが出ている。
sc0003.png

私は、このサイトに登録したり、ログインをしていない。アクセスをされた皆さんにも同様に訪問回数が表示されることと思う。これはShared Objectを利用してユーザーの行動履歴を取っているから。
この機能を利用すれば個人情報を取らなくても、訪問回数のみならず、どんなコンテンツを見たのかなどをアクセスしたマシンごとに記録させておくことが可能になる。実際にR25.jpでも自分が購読したコンテンツが記録されている。
sc0004.png

この辺の特性を受けて広告関係者が行動ターゲッティングに使えないか検討しているなどの話をちらほら聞く。まあ、行動ターゲッティングに利用できるかはおいておくとして、現実的にこの機能をサイトの“おもてなし”に使おうという試みは流行しそうな気がする。わりと“おもてなし”について言及している人が多い。
Japan.internet.com Webビジネス – SEM で実現する「もてなしの心」
第8回 「メディア化する企業サイト」おもてなしの心が大切だ:ITpro
先達が語る企業サイトの「おもてなし」精神-オンラインマガジン -ITmedia エグゼクティブ編集部-
Shared Objectを上手く使うことでこうした課題の一助になるかもしれない。
私が使ってみたいのはプロモーションサイトなどでよく使われるリッチコンテンツ。PIPなどの手法がかなり定着してきているが最近かなり違和感を感じることが多い。リッチと言いつつ、こうした動画を利用したリッチコンテンツはアクセスのたびに同じオープニングを見せられたり、いつ来ても同じ動作、同じ返答をされる。まるでドラクエに出てくる町の住人に何を聞いても同じ返答をされた時のあの感覚。
思うにリッチコンテンツはその表現方法に満足してしまっているような自慰行為が見られることが多い。この辺は関係者として反省していきたいところ。
Shared Objectはこういった問題を使いようによって上手く解決できる可能性がある。どこかで是非使ってみたいなあ。何かユーザーの行動に応じたサイト活用をするような案件があれば是非お声がけを。

カテゴリ特化型サービスの可能性

「ZOZOTOWN」のスタートトゥデイ、12月11日にマザーズ上場へ:ニュース – CNET Japan
ファッションに特化したECサイト「ZOZOTOWN」。
ECサイトにはなかったカッコいいデザインという要素を取り入れユーザーの支持を集めました。それまで楽天等のECモールにはイメージが合わず出店を見合わせていたブランドもこぞって参加しファッション関連では一大市場となっています。
カテゴリに特化することで新たな市場を開拓していく事例はありましたが、サイトのコンセプトを際立たせることで大きな成長を遂げたことは注目に値します。
既存のネットビジネスが寡占市場となっていく中、このような成功事例を見ると、まだまだ隙間があるなと感じます。
そういった傾向を踏まえてカテゴリに特化したサイトが増えていますが、特化していくことでユーザーの注文も厳しくなります。機能やコンセプトが総合ポータルと変わらないのであれば、サイトの陳腐さが露呈しユーザーが離れていくことになります。安易に参入すると痛い目をみるかもしれません。私もSNSが竹の子のように立ち上がった頃、特化型SNSをいろいろ考えたものですが、実際にやっていたら失敗していたでしょうね。
しかしながら、やってみたいカテゴリーがひとつありました。「釣り」です。
ネットの中では意外と有力サイトがないのですが、実は趣味の分野ではゴルフに次ぐ市場規模があります。私は釣りをするわけではないのですが、やっている友人から話を聞くとニーズがありそうと感じていました。常々、こんなサイトにしたらどうだろうと、ひとり妄想に勤しんでいたのですが、つい先日ニフティから似たコンセプトのサイトがリリースされています。
つり情報サイト:@niftyつり
ネットの釣りサイトではナチュラムが有名ですが釣果やポイントを共有するようなサービスはあまり見ませんでした。niftyのサイトは私が考えていたものに近い感じ。今後どう展開していくか楽しみです。
こうした市場はまだまだあるはずで動画サイトにも同じことが言えます。そもそもビジネスモデルとして成功事例が少ない分野でさらにカテゴリを特化してどうするんだと指摘されそうですが、だからこそ可能性があると思っています。中身は秘密です。

mixiのバイラル動画広告は広告主にウケが良さそう

MarkeZine:◎ミクシィ、動画を日記に引用してクチコミを派生させる「バイラル動画広告」スタート

このバイラル動画広告は、広告主が提供した動画をユーザーがワンクリックでダイレクトに日記へ引用可能にするもので、さらにその日記から友人などがワンクリックすることで動画を日記に引用することもできる。動画を提供した広告主は、動画の再生回数や、日記への引用数、どのような形でバイラルが展開していったかを把握することが可能になる。

なるほど。これは広告主にとって非常に使いやすいメニューだと思う。
最近はブログパーツとして映像を配ることは珍しくもなくなっている。その分、数多くのコンテンツから一つ抜きん出たトラフィックを集めることが非常に難しくなってきた。バイラルムービーを作りましたとプロモーションサイトでムービーを配布しても思うように広がらない。投稿サイトにアップしても数多くのコンテンツの中の一つに過ぎない。
そこでクチコミ事業者にシーディング(種まき)を依頼してトラフィックを集めることになるのだが、トラフィックを集めることができても、映像やブログパーツのクリエイティブとコミュニケーション設計が上手くできていないと、なかなか思うような効果が得ることができないのだ。
影響力の高いブログに掲載すればそれなりのアクセスは見込める。しかし、ブログ検索などで調べてみると期待していたクチコミが発生していないということも数多く見受けられる。
まだまだ、ネット内でのクチコミを広告の成果として報告することが一般化されておらず、とりあえずアクセスがありましたとお茶を濁すことはできるが、この辺りの問題は早晩、顕在化していくだろう。
だが今回発表されたmixiのバイラル動画広告は広告主にとって非常に使いやすいと言える。面倒なコミュニケーション設計をせずともインプレッションやクチコ数がコミットできそうだ。
少し前にmixi動画は国内でも動画投稿数が最大という笠原社長のインタビュー記事があったが、少なからず驚きを感じた。恐らくペット映像や子供の映像などの内輪ネタが点在しているような状況であろう。内輪ネタでそれほど投稿があるものなのか。ちなみに私のマイミクの方々は自身も含め、ほとんど動画投稿していないのだが。
私の状況がむしろ少数派で個人投稿の動画をネタにしたコミュニケーションが一般化していると考えると今回のバイラル動画広告は非常に有望だと思う。既に動画を使ったコミュニケーションが浸透している中に目を引くコンテンツがあれば、ユーザーは喜んでネタに使うだろう。広告主にしてみれば難しいコミュニケーション設計をしなければならないブログを使ったクチコミプロモーションよりも、バイラルムービーを入稿するだけで済むこちらの方が手間もかからない。運営の手間とリスクを背負う公式コミュニティなどよりも安全にクチコミ効果が得られる。
意外だがmixi内でクチコミを利用した広告商材は公式コミュニティしかなかった。収益のほとんどはインプレッション保障のバナーやテキスト広告が中心である。(そういえば誰かがmixiは閉じられたYahoo!みたいだと言っていた。言いえて妙だ。)
今回のバイラル動画広告でmixi内のクチコミ効果の実態がある程度見えてくるのではないかと期待する。

Wii所有者の過半数がネットに接続

Wii所有者の過半数がネットに接続・非ゲーム系利用高く ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS
以前からWiiインターネットチャンネルの可能性を論じてきたが、私の思った以上に大きなポテンシャルを秘めているかもしれない。

今回の調査ではこうした、Webブラウザーとそれ以外の専用ソフトでの利用実態を調べるために、「ゲーム機内蔵の専用ソフトでニュースや天気情報を取得」「ゲーム機内蔵のソフトでショッピング(PLAYSTATION@NetworkやWiiショッピングチャンネルなど)」「ブラウザーでホームページの閲覧」「ブラウザーでオンラインショッピング」といった選択肢を設けて尋ねた。その結果、Wiiのネット接続者の77.3%(保有者全体の42.5%)が「ニュースチャンネル」や「お天気チャンネル」を利用していた。また「Wiiショッピングチャンネル」の利用経験者も45.8%(保有者全体の25.2%)と高い。有償の内蔵ブラウザーを使って情報を閲覧している比率もネット接続ユーザーの46.4%(保有者全体の25.6%)に達する。

なるほど。以前に私が立てた以下の仮説は大きくは外れていないと思う
①WiiインターネットチャンネルはPCブラウザとはまったく違った利用シーンになるということ。
②Wiiインターネットチャンネルは携帯インターネットに類似した独自経済圏を形成するだろうということ。(公式サイト、勝手サイトによる別々の経済圏)
③任天堂はTVの時間を本格的にインターネットで侵食するつもり。
①、②についてはまだ事象として顕在化されていないが③については今回のリサーチでかなり実証されてきているのではないだろうか?
インターネットチャンネルの利用者が保有者全体の25.6%という数字は予想以上に多い。現在のところ国内の普及台数が200万台といわれているので約51万台がブラウザを利用していることになる。ある程度のメディアとなる可能性は非常に高い。ニュースチャンネル、お天気チャンネルの利用率の方が大幅に高いことを考えると任天堂の公式チャンネル入りすることを考えるCPは既に多いと思う。
だがインターネットチャンネルへは今すぐに誰にでも参入できる手軽さがある。既存のサイトをTVで視聴できるサービスではなく、Wiiコントローラーを利用したコンテンツプラットフォームと考えたほうが良い。有力なコンテンツが現れたら一気にブレイクするのではないか?
参照:Mind Clip Wiiインターネットチャンネルの動きが激しくなってきた
実際に上記のエントリーで紹介しているCastella WiiでWii専用UIの実験を行っている。詳細は言えないが訪問者のゲームのプレイ数が非常に高いとだけ言及しておく。
ちなみに少し前になるが本家の任天堂もWii.comをWii専用ブラウザに最適化されたUIにリニューアルしている。
相変わらず注目がすくないが数字や実用性を考えると非常に大きなチャンスが眠っている。引き続きウォッチしたい。

第9回WOM勉強会でプレゼンしてきました

前に一度参加した事のあるWOM勉強会に今回はプレゼンターとして参加。ちなみにプレゼンターは意思表示すれば誰でも自由に発表できます。こういう密度の高いコミュニティで発言するのはセミナーでしゃべるのとまた違った緊張感があるけど、他の人の意見をすぐに聞けるのは良い。
僕は「ネット動画のクチコミとクリエイティブ」という題目でお話しました。当日のプレゼンはこちらです。
ネット動画のクチコミとクリエイティブ (口コミマーケティング勉強会(WOM勉強会))
どうすれば、まさみとカルピスはぼくを見つけることができるのか? (口コミマーケティング勉強会(WOM勉強会))
音声が切れているようです。しゃべりながら、僕はプレゼンがヘタクソだなあと凹んでいたので、ちょっとほっとしているかも。
話した内容を要約すると、ユーザーとのコミュニケーション設計を考えてコンテンツを作りましょうということ。
河野さんに「ダイエットコーク×メントスのムービーに使われているコーラはコカコーラかペプシか、どちらだったかわかります?」と質問されたのだけど不覚ながら思い出せなかった。(ちなみに答えはペプシ)←違ったコカコーラ
それと同じように昔にエリマキトカゲが走るCMがものすごく注目をされたのだけど、それって何のCMだか思い出せないねという話になった。
ギミックを使ったバイラルムービーが次々と出てきている中、ムービーの内容は頭に残っているが書品がなんだったか思い出せないということが多い。コンテンツの内容と目的をしっかり考える必要がある。
その他にもいろいろ深い話を聞くことができて有意義だった。興味のある人は是非、参加してみると良いと思います。

セカンドライフとWebサービスの消費時間

様々なサービスが毎日のように登場している昨今。
限られたWebの利用時間の中、ユーザーはサービスを取捨選択する。
先日のネットレイティングスが滞在時間が大きな指標になると発表していたのに乗じて、有限の時間内にいかにサービス利用時間を増やすかという考え方も出てくるだろう。
その効果指標を考える際に二通りの考え方があると思う。
ひとつは、いかに長くサイトに滞在してもらえるか。
こう考えるサイトは恐らく動画やゲームなどのコンテンツを増やしてユーザーの消費時間を増やそうとする。
そしてもうひとつは消費時間を長くすることよりも、限られた時間内でいかに多くの動作、情報を提供するか。
スタートページやRSSリーダー、メールなどのWebサービスはこの方向性に向かっている。FlashやAjaxを利用したRIAによってユーザービリティを高める動きは更に加速していくと思う。
私はどちらかといえば後者の方を重要視している。Webサービスがこれだけ乱立するとユーザーのPC上における消費時間は限られてくる。多くのサービスの中から選ばれるためには同じ時間内で提供できる情報量の多さが大きな指標になってくる。
で、そう考えると私にとってセカンドライフって未来のインターネットの姿とはどうしても思えない。何をするにも時間がかかりすぎる。久々に日本語版にログインして新ためてそう思った。
最近のセカンドライフバッシングの尻馬に乗るつもりはないのだけど、ここ数年はビジネスとしての利用は難しいだろうね。将来性までは否定するつもりはないし、実際にやってみて面白うそうではあるのだけど、これがインターネットの未来の姿というのは承諾できない。あくまでゲームコンテンツ的な楽しみ方でしか普及しないと思う。
今回のセカンドライフバブルは純粋にテクノロジーの進化に興味を持って興奮している人達と、ここに既得権益を作ろうとしている人達がいるけど、その2者は分けて考えたほうが良い。僕も前者としての興味はあるけど、これをビジネスでやろうとは全く思えない。
最近、「inopさん、ブログでセカンドライフに触れないですね?」と何度か聞かれたけど上記の理由であまり興味が持てなかった。
それにしても後者でビジネスを促進している広告代理店のパワーってすごいですね。

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